自宅用のPCを新しくした。「普及価格帯で売られているPCのスペックが、自分のPCの倍ぐらいの性能になったら新しく買ってもよし」という物欲規約をもうけているので(笑)、現在はDELL、Pentium4 1.6GHzのマシン使用中なので、そろそろよいかと。
というわけで、秋葉原で実物を見て、Lusterwareケースがなかなかよかったドスパラで購入。昔ホットでいまクール(by ITmedia)らしいAthlon 64搭載のPrime A Thunderstormをチョイス。
本屋をぶらぶらしていたら、「Fedora Core 3で作る最強の自宅サーバー」なる本に、Fedora Core 3のCD-Romが付属していたので、年末年始でWindows環境はAthlonマシンに移行しつつ、DELLにはFedora Coreを入れて開発環境にしてみました。Fedora Core 3 + Apache2 + MySQL4 + PHP5 + Eclipse(Trustudio)という感じです。とりあえず以下、作業メモ。
最近のLinuxってすごいですね~。CD-Romを入れ替えるだけで、簡単にインストールできてしまいましたよ。「Fedora Core 3で作る最強の自宅サーバー」は、Fedoraのインストールから、DynamicDNS・ルータの設定まで一通り記述されていて便利なのですが、各種アプリの設定はすべてGUIベースの説明なので、しばらく前に買って放置してあった「Fedora Core 1で作るネットワークサーバ構築ガイド」こちらの本も使いつつ。
Fedora Core 3のデフォルト・インストールだと、MySQLは3.x、PHPは4.xのバージョンなので、両方ともバージョンアップ。まずはMySQLを先にあげないと、PHP5のインストール時にRPMにおこられます。
最新のMySQLパッケージをダウンロード。
すでにPHP4.xが存在して、依存関係があるので、MySQL-sharedはcompatの方を撰ぶ。
# rpm -Uvh MySQL-server-4.1.8-0.i386.rpm MySQL-client-4.1.8-0.i386.rpm MySQL-devel-4.1.8-0.i386.rpm MySQL-shared-compat-4.1.8-0.i386.rpm
次にPHPをバージョンアップ。RPM Site - Link Farmで紹介されているRpmfind.Netで検索してもFedora Core 3用のPHP5.0.3 RPMはまだ無いようなので、5.0.2-8で。ただし、5.0.2以前にはセキュリティ・ホールが存在するので、外部に公開するサーバの場合は、5.0.3必須です。とりあえず外部から見えない開発環境なので、そのうちにアップするということで。
# rpm -Uvh php-ldap-5.0.2-8.i386.rpm php-5.0.2-8.i386.rpm php-pear-5.0.2-8.i386.rpm php-mysql-5.0.2-8.i386.rpm
参考
PHP 5 and MySQL 4 on Fedora Core 3, from RPMs
PHP: Installation on Unix systems - Manual
こちらの処置も
[PHP-users 18729]Re: libmysqlclientを指定してコンパイル
ついでにSmartyも入れておく。
解凍したSmarty/libsの内容を、/usr/local/lib/phpに全てコピー。/etc/php.iniにincludeを追加。
include_path = ".:/php/includes:/usr/local/lib/php/Smarty"
次はJava2 SDKをインストール。
javaシンボリックリンクを切替。
# ln -s $JAVA_HOME/bin/java java
# ln -s $JAVA_HOME/bin/javac javac
とやってしまったが、/usr/javaのリンク張替えのほうがよかったらしい(参考)。
つぎに、EclipseのプラグインでPHP開発環境を実現するTru Studioをインストール。ダウンロード、インストール手順は提供元である、Xoredのサイトに詳しくのっています。基本的にEclipseなので、パスの設定も忘れずに。
# export PATH=$PATH:/usr/local/eclipse
EclipseのPHPプロジェクトのworkspaceを、Apacheで表示できるようにURL Mapping。/etc/httpd/confの設定ファイルを編集。以下を追加。
Alias /プロジェクト名/ "/home/ユーザ名/workspace_path/プロジェクト名/"
<Directory "/home/ユーザ名/workspace_path/プロジェクト名">
AllowOverride None
Options None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
<Deirectory>の方のPath指定は、最後に”/”がいらない。
プロジェクトの各フォルダはchmod 755。加えて、ユーザーフォルダも実行可能にchmodしておかないとApacheでForbiddenになってしまう。
とりあえず開発環境としては、こんなところかな。
Fedora Core 3で作る最強の自宅サーバー 福田 和宏 ソーテック社 2004-12 売り上げランキング 24,703 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Fedora Core 1で作るネットワークサーバ構築ガイド サーバ構築研究会 秀和システム 2004-05 売り上げランキング 289,415 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメント