アマゾンのWeb Serviceが名前も新たに、Amazon E-Commerce Service 4.0となってリリースされました。Amazon.comはすでに、本番サーバ http://webservices.amazon.com/ が稼動していて、Amazon.co.jpの http://webservices.amazon.co.jp/ も、近く利用できるようになるそうです。
ここ数週間、ブログの更新が滞っていたのですが、このAmazonの新しいWEBサービス、Amazon ECS4.0(という略でいいのかな?)を利用してG-Toolsの機能拡張を作っていました。こちらもAmazon.co.jpのWEBサービスサーバが動き出し次第、公開したいと思うのでご期待ください~
AECS 4.0の新機能としては、取得できる情報の充実、Amazon.co.jpでのリモート・ショッピング・カート対応、バッチ処理に対応したRESTリクエスト、取得XML情報のリファクタリングといったところでしょうか。新しく取得できる情報としては、音楽CDの楽曲名、各商品のカスタマーレビューの全件取得などが目新しいです。
Amazon E-Commerce Service 4.0公式ページ
最初は、AWS3から変わって、新しいAPIやXML書式を覚えるの面倒だな~と思っていたのですが、さすがにリファクタリングの結果として使いやすくなっています。検索結果のXML書式に関しても、変換用のXSLTで引数を無理やり引き回すような必要が無くなって、合理的に記述できるようになっています。
G-Toolsの新機能を開発する過程で把握した、AECS 4.0の技術的な情報なども、随時アップしていきたいと思います。
併せて発表されたAmazon系の検索・トラフィック・レポートサイト?のAlexaのWEBサービス、Alexa Web Information Serviceも面白そう。AlexaではWEBサイトごとに、100万人あたりのリーチ、順位、ページビューなどをレポート表示することができて、最近、ブログなどでもブログサービスやSNSのサービス間のトラフィック比較などでも、よく引用されています。
GoogleのWEB Service APIは国際化が対応していなくて、日本語サイトの検索という意味では、使い物にならなかったので、使うのをやめてしまいましたが、AmazonのWEBサービスということでAlexa、さらにはA9の国際化対応WEBサービスAPIを期待したいところです。
しかし、以下の記事の「専門家らの予測ではウェブサービスのリンク経由で1日約1000万ヒットがあるという」ってすごいですね。仮にAdsenseで集めようとしたら、1クリック10円としても、1日1億円ぐらいのプロモーション効果。開始当初から、公開できるものは全て公開する、というぐらい徹底したWEBサービス提供ポリシーの賜物ですね。
Amazon、ウェブサービスの取り組みを拡大(CNET)
コメント