タンザニアは3月〜5月が雨期にあたり、タイミングとしては、まさに雨期が始まったところ。乾期と雨期の変わり目は、水と草をもとめて、動物たちが広大な自然保護区を移動するMigrationの時期でもある。モイバロのロッジで、ちょうどサファリを終えたグループのおじいさんから、Migrationがすごかったという話を聞いてはいたけれど、数頭のシマウマが視界に入ってから、いきなり大移動する群れのなかに。
群れはWildebeestとシマウマの混成で、見渡す限り先まで列がつづいている。Wildebeestは、地形をよく覚えていて、特に水がどこにあるかを嗅ぎ分けながら、遠くまで旅するのが得意。シマウマは、周囲の状況を把握するのに長けていて、肉食動物などの外敵に敏感に反応する。お互いに異なる、得意な能力があるので、この2種類の動物は一緒に行動をしているそうだ。
セレンゲティには20万頭以上のシマウマが、Wildebeestはマサイマラに続く生態系全域で、150万頭以上が生息しているとのこと。二月は Wildebeestの繁殖期でもあるそうで、セレンゲティでは一日に8000頭ものWildebeestの子供が生まれているそう。ただしそのうちの40%は、生後4ヶ月を生き残ることができない。
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