TidyとGreacemonkeyは、WEBページのデバックツールとして強力なFirefoxの拡張機能ですが、FireFoxには最初からDomインスペクタという機能が入っています。
Domインスペクタを使うと、WEBページのHTMLマークアップの構造をディレクトリ・ツリーのように表示して、しかもdivタグなどのエレメントを選択すると、WEBページ内で、そのエレメントがどこにあたるのか、ブラウザ画面でハイライト表示してくれます。まずは、使ってみるのが一番わかりやすいので、FireFoxメニューの「ツール」→「Domインスペクタ」で。
もし、ツールに無い場合は、FireFoxの再インストールが必要(BookmarkやPlug-inはすべて引き継げます)。
- インストールを開始。ライセンスに同意する。
- カスタムインストールを選択
- インストールするディレクトリを選んだ後に、「追加コンポーネントをインストールするか?」と聞いてくるので、「Developer Tools」を追加
- インストールが完了すると、「Domインスペクタ」が追加されているはず
このDomインスペクタの有用性はDive into GreaceMonkeyのPDF版33ページ目でも触れられています。WEBページを構造的に見ることができるので、不必要に複雑なclass構造などになっていないか、全体的にバランスのとれた構造化ができているか、などを確認することができます。
なんで構造化を気にする必要があるかというと、それはRemixのためなんですね。「CSSを切り替えて、見え方をダイナミックに変化させる」、「Ajaxで、追加のデータを動的に読み込んで表示する」、「GreaceMonkeyのUser Scriptで、WEBページをHackする」、WEB2.0ぽいことをやるためには、まずは第一に重要なのが操作したいデータを見つけ出せること。なので、そのページがDomツリーとしてValidなのは最低限で、さらに構造が分かりやすいと、それだけデータのRemixingがやりやすくなる。
WEBページのミニマリズムという表現をしている記事があったけれど、ここでも「乗せる情報を最低限にする」というよりは「構造をミニマルにする」ということが強調されています。
ブログでは、色々な機能をサイドバーに組み込むことが面白さの一つ。更新情報や記事一覧、カレンダーや友達のブログ一覧、Flickrやモブログ画像、AdsenseやAmazonのおすすめ商品などなど。この辺りをデータを雑然とサイドバーに並べるのではなくて、そのデータが「誰のためのものか?」「どういう属性、機能をもっているのか?」にもとづいて、構造化することが重要じゃないか?ということのようです。
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投稿情報: How To Keep a Man Interested | 2011年10 月14日 (金) 17:04