もう一週間たってしまいましたが、四国→日本海→北九州のバイク・ツーリングのまとめなど。今回、久しぶりに国内の見知らぬ場所を走ってみて感じたのは、「その土地の持つ力、ってすごいな~」ということ。四国とか山口県とか同じ国なのに、思い立たないと、もしかしたら一生足を踏み入れない場所なわけで、もちろん日本には、まだ行ったことがない場所だらけ。
緑深い渓流沿いのお遍路さん、田んぼの中の讃岐うどん屋、青い霞の瀬戸内の島々、カルスト台地と巨大な鍾乳洞、長州藩の豊かさを感じさせる大きな農家、緑の断崖絶壁の入り江でブレイクする日本海の波、印象深い景色が、その土地に住む人々の生活にふれることで際立って、訪れる人を温かく受け入れてくれる日本の田舎は本当に素晴らしいと思う。
東京とか関東近辺の狭いエリアで暮らしてて、「地方分権はどうあるべきか?」みたいなニュースを見ていると、自分の住んでいる日本列島という地域の豊かさを見失いますな。100㎡に小分けされた分譲住宅やマンションが建て並ぶ場所をバイクで走って、どれだけその土地の魅力を感じられるか?といえば、釣り堀で、釣りの魅力を語るようなものというか。
町並みに惹かれるときには、「昔から○○の商いで栄えた商人の心意気が残るたたずまい」みたいな、時代劇さながらの息遣いを感じるときとか、昔も今も人をひきつける温泉街で、いい気分になったおっさん・おばちゃん・子供'sのブラブラそぞろ歩きを眺めるときとか。
ちょっとした街角を写真で切り取るだけで、風情や人情が感じられる町並みは、歴史的な価値にも増して、今だからこそ価値が高まっているんだなと実感。写真を撮って、今日何をした、って書くだけでブログの記事になる、っていうのは、やはり被写体の持つ魅力の高さあってこそ。
たしか「デザインのデザイン」で、「無理やり興された村おこしは悲惨である。美しいたたずまいは、ほうっておいても発見される」というような一節があったけど、旅を発見で満たすには、訪れる側の心しだい、というところもあるのかな。
ほとんどフーテンの寅さん状態のTripster the Busも最高!お世話になりました、というよりボケッと2~3日一緒に過ごせてしまう間口の広さが、まさに風太郎の移動オアシス。終わらない夏を求めて沖縄までたどり着いてしまっても、心の持ちようでは10月半ばまで夏ということで。まあ、秋も美味しいし、冬はスノボーの後の温泉が気持ちいし、春の桜もいいもんだ。そしてまた夏が来る来ると。
8/17 19:10 四国ツーリングに向けてフェリー出航 | |
8/18 09:00 船の湯船でゆらゆらと | |
8/18 15:00 四国の清流沿いを登り降り | |
8/18 18:00 うだつの町並み | |
8/19 12:00 讃岐といったら手打うどんの名店 | |
8/19 17:00 千と千尋の道後温泉 | |
8/20 11:00 四国から瀬戸内海を山口へ | |
8/20 15:00 秋吉台 & 日本一の秋芳洞 | |
8/20 18:30 Tripster the BUS に合流 | |
8/20 21:00 Sputnik 海の家 at 千畳敷 & PePe Calfornia ! | |
8/21 08:00 日本海で台風波サーフィン | |
8/22 09:00 出発 Next Stop "FURTHER" |
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