ムムム、iPod Photoがとうとう先週末に発売されたようですね。ガジェット・ブロガーといえばこの方、南さんのB-log Cabin TPで早速、購入&レビューが。
Apple iPod Photo レビュー(B-log Cabin TP)
持ってる曲は、全部ブチこんでしまえ~という豪快なコンセプトを継承して、iPhotoが管理する写真を全部、持ち歩けるようになってしまうそうです。全部ってすごいですよね。「これ全部ちょうだい」って買い物はアラブの王様だけの特権ですが、iPod Photoならたった5万円で、この全部感を味わえるわけです。
やっぱり「全部&自動で&勝手に」が組み合わさると、今まで使わなかった機能も、いきなりヘビーユースし始めたりするんでしょうね。iPhotoの写真をとりあえず全部いれておいて、気がついたときにTV画面でスライドショーというケースは、南さんのレビューを呼んで、完全にアリだと思いました。
あと、デスクでの仕事中は、ほとんどiPodを机の上のクレードルに置いてあるだけなので、iPodの画面に写真でスライドショーが流れていると、すごく和むんですよ~というような記事をどこかのニュースで読んだ気がします。
iPod Photoからテレビ出力は楽しい!(ibukuro)
Sure E3cを買ってしまい、ロスレス対応のiPodが欲しいこの頃、iPod Photoは気になるな~。
しかし、40GBモデルのiPod Photoを購入したとしても、問題はつなぐ先のiBookのHDDが、もう15GBぐらいしか余っていないことなんですよね。WindowsデスクトップのHDDを増設するのは簡単なんですが、やはり折角のユーザ・エクスペリエンスはジョブズ・ワールドで統一したいのが人情。
そこで急浮上する選択肢が、大容量HDDストレージはLinux PCにして、iBookのUIからコントロールするという方法。
iTunesの音楽共有機能には、DAAP(Digital Audio Access Protocol)というApple独自のプロトコルが使用される。iTunesはDAAPサーバ兼クライアントとして機能し、さらにRendezvousの機能によって他のiTunesと容易に通信できる仕組みとなっている。DAAPの仕様は正式公開されていないが、有志の尽力によりかなりの部分が解析され、フリーな実装がいくつか存在する状況だ。
細かい部分を端折って言うと、Rendezvous+DAAPサーバの環境があれば、iTunesのファイルサーバとして機能する。iTunesからは共有プレイリストして見えるに過ぎないため、その先にあるOSの種類は関係ない。RendezvousとDAAPが動作可能で、ファイルサーバに適した導入コストの低いOSといえば……Linuxが適役だろう。
iBookとLinux PC間の通信は無線LANにしてしまえば、ますます快適操作感はアップしそうです。ユーザー・インターフェースになるアプリケーションと、データの実態を切り離すのはG-MailとかGoogle Desktop Searchとか、かなり技術的なトレンドのような気がしますが、iTunesとLinuxサーバの連携も、同じような流れですね。
Hackっていう言葉が、いい意味での市民権を得つつあるような気がするけれど、いい製品はHackされて、そのノウハウはブログやオープンソース・ソフトウェアでシェアする流れはどんどん加速しそう。
来年1月後半に創刊予定のメイク誌は、コンピューター関連書籍の出版社として有名な米オライリー・メディア社が出す初めての雑誌だ。同社で『Hacks』シリーズを展開しているデイル・ドアティー副社長(オンライン出版担当)は、「技術オタク向けの『マーサ・スチュワート』[家事における様々な工夫を紹介したカリスマ主婦(日本語版記事)]」として新雑誌の企画を思いついたという。
(中略)
メイク誌と連動して、進行中のプロジェクトに手を加えるコツを提供したり、連絡を取り合ったりする読者の活発なコミュニティーがウェブ上に生まれることも期待されている。同誌のサイトでは将来、プロジェクトに必要なソフトウェアをダウンロードできるようにし、役に立つ道具を購入したいとき参考になるリンク集も提供するという。
(中略)
「技術を使って(人々が)作った本当に素晴らしいものが、毎日5~6件は見つかる。彼らは自作したものをあれこれインターネットで見せびらかしている。ネット上にはそういうものが信じられないほどたくさんある」とフラウエンフェルダー編集長。
『iPod』のバッテリー交換、簡単な作業で再生時間が倍に(Wired News)
ニューワー・テクノロジー社のバッテリー交換キットには、iPodの筐体を開けるためのナイロン製専用工具が2つ付属する。筐体の背面部分を外すと、中身のいちばん上にバッテリーが見える。古いバッテリーを取り外す際の最大の難関は、本体に固定するために使われている強力な粘着テープからバッテリーを剥がす作業だろう。
こいう側面で、ブログってハードウェアにも多大な影響を及ぼしつつあるんじゃないかと思います。ネットで写真つきの丁重な解説記事とかがあるから、勇気を出してケースの裏ネジを空けることもできるだろうし、iTunes連携のソフトをダウンロードしてきて、今聞いてる曲をブログに表示、とか簡単にできてしまえる時代って、確実にブログ普及以降のような気がします。
Hackされるハードはカッコいい → ブログで沢山取り上げられる → 思わずアフィリエイトで購入 → 買ってしまったからHackしてみる、というポジティブ・フィードバックが、ガジェット業界での新しいバイラル・マーケティングになったりして。
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こんにちは。
確かにポジティブ・フィードバックなどが集まるのが
ブログのいいところだと思います。
自分のメモ代わりにしておきつつ
誰かの役にも立つという。
きっとエネルギーが広がっていく感じですね。
投稿情報: kengo | 2004年11 月 9日 (火) 10:42
ブログを初めてよかったな~と思うのは、
自分のブログの記事にしようと考えて、
色々なことのポジティブな面を探そうとすることで、
自分にもいい効果がありますよね。
読む人にとっても、
ネガティブな文章より、ポジティブな文章のほうが
単純に読む気になりますよね(笑)
投稿情報: Jun | 2004年11 月 9日 (火) 23:22